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私の農業での悩みはいっぱいありますが、その一つに商品の独自性をどうすれば持てるだろうか、というものがあります。有機農業をやってはいても、ジャガイモはジャガイモ、ニンジンはニンジンで、同じ品種の種を蒔けば、消費者からの目には同じものとして映るんじゃないのかな、と考えてしまうのです。

生産者のブランド価値とは、野菜単品だけではなくて、農法や、地域性、加工品、生産者のキャラクター、アピールの仕方等で、独自のものとして出来上がっていくのでしょうが、コアとなる野菜が、他の生産者と似通っているので、思考的な限界にすぐ捉われてしまいます。

そういう視点で考えれば、農業は日本で一番同業者がいる商売かと言えます。悩むだけでマダマダ行動に移せていないだけだ、とも思います。いっそ沖縄でドリアンでも作れば良いかもしれませんが。

まあ、数年後にはツマラナイことで悩んでいたなぁ、と思う日が来るやもしれません、というか、来てほしいですが。

香川県善通寺市のハイフィールズファーム(HFF)では、大麦の糠(高畑精麦の加工副産物)等を使って、オーガニックな農業を営んでおります。無農薬野菜や自然食にご興味ある方は、どうぞご連絡下さい。

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