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この夏の緑肥のセスバニアとソルゴーの結果は、現時点での一番の失敗点は、刈草を未分解で鋤込んだ後に播種した圃場での、ヨトウムシの大発生・・・。セスバニアの葉が丸かじりされ、見るも哀れになりました。根も未熟有機物の分解の影響で、根が全然伸びてません。他の圃場に影響が無さそうなのが救いです。

また、未熟有機物を施していない圃場でも見かけました。これは異常気象の影響・天敵の少なさ・土の未熟さが原因かと。ですので、今回の反省・改善点は、野菜同様に事前に余計な未熟有機物を入れない、少し早めの刈倒しをする、ぐらいでしょうか。

もちろん良い影響もあります。堆肥より乾物重量は少ないものの、土の団粒化や排水性の向上は、緑肥の方が効果があるような感じです。やはり大きな植物体は、物理的・化学的・生物的に大きな影響を与えるのでしょう。

うがった見方をすれば、少ない種類の緑肥植物で、圃場を占有させることは、圃場の生命体の多様性を損なうことにもつながるかもしれないし、土壌改良そのものが、既存のシステムの撹乱を引き起こすことかもしれません。そんな事柄をキチンとわきまえて、さてどこまでやれるかな、です。

香川県善通寺市のハイフィールズファーム(HFF)では、大麦の糠(高畑精麦の加工副産物)等を使って、オーガニックな農業を営んでおります。無農薬野菜や自然食にご興味ある方は、どうぞご連絡下さい。

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